ウクライナで2025年の1年間に死傷した民間人は約1万5000人に上り、ロシアの全面侵攻以降、過去最多になったと国連の機関が発表しました。

 ウクライナ東部のハルキウ州で13日未明、民間の宅配会社の建物にロシア軍の攻撃があり、4人が死亡しました。

 相次ぐ民間人の被害について、国連のウクライナ人権監視団体は12日に、2025年の死者が2514人、負傷者が1万2142人に上ったと発表しました。

 死傷者の数は2024年に比べて約3割増加し、ロシアの侵攻が始まった2022年以降、最多になったということです。

 前線での攻撃の激化に加え、長距離兵器の使用の拡大が要因だとしています。

 ウクライナでは今月に入り、ロシア軍によるエネルギー施設への攻撃が相次いでいて、ゼレンスキー大統領は13日、SNSで首都を含むキーウ州で数十万世帯が停電に陥っていると述べています。

 監視団のベル代表は声明で「気温がマイナス15℃まで下がり、電気、水道、暖房の供給が途絶えることで全国民がより大きな危険にさらされている」と訴えました。