119番通報すると聞かれるのが「火事ですか?救急ですか?」ですが、このうち救急についてお伝えします。
仙台市消防局によりますと、2025年1年間の救急出動件数は6万6812件でした。前年を1300件余り上回り、4年連続で過去最多を更新しています。高齢化や猛暑による熱中症の増加、感染症の流行などが増加の要因です。
仙台市では、常時稼働している救急車が30台で、非常用を含めても41台です。
救急車の需要はしばらく増加することが見込まれているなか、4月から新たに導入されるシステムがNSERmobileです。
救急隊員「これまでは傷病者の情報を紙に記載して、医療機関に口頭でお伝えしていましたが、今後新たに導入するシステムでは、デジタルで情報を送信することができますので、写真や動画などを送信してより正確な情報を元に、収容の可否を判断いただくことができます」
免許証やマイナンバーカードの写真から名前や生年月日などの情報を自動で読み取るため、隊員が記入する手間が省けるだけではなく口頭では伝えにくい事故やけがの状況を写真で共有することで、病院側は受け入れるか否か判断しやすくなり適切な搬送先の決定に役立つということです。
仙台市では2024年8月からこのシステムの実証実験が行われていて、実際に効果が認められたということです。
仙台市消防局救急企画課佐々木隆広課長「実証で一部の救急隊では通話時間が短縮した効果があったほか、実際の現場の救急隊の声でも医療機関の受け入れの回答が早くなったという報告があります。消防局では医療機関や関係機関と連携を図りながら、救急搬送の効率化に努めてまいりたい」
4月からシステムの運用が始まりますが、救急出動が増える中、適切に利用されることがとても大切です。
仙台市消防局では、救急車を呼んだ方がよいか判断に迷った時には「#7119」の活用を呼び掛けています。
「#7119」は、症状などから適切な受診のタイミングや診療可能な医療機関を助言し、救急車の要請を助言してくれることもあります。
救急車が必要なほどの緊急性はないという判断だけでなく、逆に本人は軽い症状だと思ってもすぐに救急車が必要な場合もありますから、迷った時は是非活用してみてください。