2017年に東名高速で夫婦らが死傷したあおり運転事故の裁判で、最高裁は危険運転致死傷の罪などに問われた男の上告を退けました。懲役18年の判決が確定することになります。

 石橋和歩被告(34)は2017年6月、神奈川県の東名高速であおり運転の末に無理やり車を止めさせ、萩山嘉久さん(当時45)と妻の友香さん(当時39)らを死傷させた危険運転致死傷の罪などに問われています。

 この裁判を巡っては2018年に1審の横浜地裁が危険運転致死傷罪の成立を認め、石橋被告に懲役18年の判決を言い渡しました。

 一方、2審の東京高裁は横浜地裁が公判前整理手続きの中で「危険運転致死傷罪にあたらない」との見解を示していたにもかかわらず、裁判が始まってから見解を変更し、罪の成立を認めたことについて「被告や弁護士に対して不意打ちになることが明らかで違法である」と指摘し、判決を破棄し、審理を差し戻していました。

 その後の差し戻しの裁判で、横浜地裁は改めて懲役18年の判決を言い渡し、東京高裁もこれを支持しました。

 石橋被告側は判決を不服として上告していましたが、最高裁は今月19日付で退ける決定をしました。

 これで懲役18年の判決が確定することになります。