タイでライオンをペットとして飼うことがブームになっています。きっかけはSNSに投稿された赤ちゃんライオンの愛くるしい動画でした。

■手に負えない?

ライオンの繁殖施設オーナー 「動画が拡散されて『ライオンって飼えるの?』って話題になった」

 赤ちゃんライオンの値段はおよそ79万円。人気の白いライオンはおよそ240万円で販売されているといいます。

 そんな赤ちゃんライオンも、2年ほどで成獣と変わらない大きさに。

 人気リゾート地に現れたオープンカーから顔を出しているのはライオンです。ペットライオンとドライブです。

 首輪をしているようですが、すれ違う人たちも、やはり気にしている様子。

 タイでも有数のライオン繁殖施設の1つでは、20頭以上のライオンが繁殖に向け飼育されているということです。

 飼育数はわずか2年で、およそ4倍の624頭に急増したのです。

 すると…。

ライオンの繁殖施設オーナー 「可愛さだけで飼う人が多くなり、成長すると手に負えなくなり問題も起きている」

■逃げたペットライオンが…

 逃げる子どもを追い掛けるのは、逃げ出したペットライオンです。去年10月、11歳の子どもが襲われ、重傷を負いました。

目撃者 「本当に怖かった。その夜は眠れなかった。ライオンが子どもの上に乗り、その子が『助けて!助けて!』と叫んでいるのに、私たちはすぐに助けに行けなかった」

被害者の祖父 「飼い主は放し飼いのようにしていて『かまない』といつも言っていた。でも結局、家から出たら人をかんだ。やはり野生の本能がある」

 専門家はライオンをペットとして飼うことに警鐘を鳴らします。

野生動物保護施設 エドウィン・ウィーク氏 「法律や規制を強化し、危険動物の個人飼育を禁止しなければ、今後必ず大きな事故や死亡事故が起こる」