1970年代に仙台市で化粧品販売をしていた女性が、アスベストによる健康被害を受けたとして労災に認定されました。化粧品とアスベスト被害の関連性が認められたのは、全国初ということです。

 23日に会見を開いた女性の遺族と支援団体によりますと、労災が認定されたのはがんの一種である中皮腫で2024年に68歳で死亡した宮城県の女性です。

 1974年から約3年間、仙台市の化粧品販売店に勤めていた際に化粧品に使われるタルクという鉱物に混ざっていたアスベストを吸い込んだ可能性がありました。

 女性は2024年に悪性胸膜中皮腫と診断され、化粧品にアスベストが混入していた可能性があるとして労災を請求し、死亡後の2025年12月に労災認定されました。

 支援団体によると、化粧品販売員がアスベスト被害を受けて労災認定されるのは全国初ということです。

 支援団体では、同様の被害を受けた人が他にもいる可能性があるとして、電話窓口を設置して相談を受け付けています。