自民党に「国力研究会」が発足しました。誰のための何の組織なのでしょうか。政治部記者が解説します。
■総理を応援?「国力研究会」
“飲み会苦手”や“メシ会苦手”を公言する高市総理大臣を支えていこうと、自民党に新たな議員連盟が発足しました。
麻生副総裁に小泉防衛大臣など、そうそうたるメンバーが集まりました。
議連の名は「国力研究会」です。
自民党 萩生田幹事長代行 「自民党所属議員有志によります勉強会『国力研究会』。なんと最初から英語の名前も付いてまして『JiB=Japan is Back』」
国力研究会は高市政権が掲げた政策を実現させるための勉強会で、分かりやすく言えば「高市総理の応援団」です。
自民党 小林政調会長 「高市政権の政策を思いっきりドライブ、前進させていけるように積極的に参加をしていきたい」
国力研究会に高市総理本人は参加しませんが、自民党所属の国会議員の実に8割を超える347人が入会しました。
高市総理と距離を置く議員からは…。
自民党 村上前総務大臣 「なんで大政翼賛会みたいな会をやる必要があるのかなと。全くナンセンスだよね」
政治部 与党キャップ 澤井尚子記者 「国力研究会の立ち上げは高市総理一強で、自民党内には他に敵はいないことを見せつけることになりました。国会は会期末まで2カ月を切り、秋に向けては内閣改造など人事の季節がやってきます。高市政権の後ろ盾である麻生副総裁に加え、木原官房長官が議連の事務総長として深く関わっていることもあり、雪だるま式に入会者が膨らんだようです。ただ、麻生副総裁と距離があり、元々は呼び掛け人に名前のなかった林総務大臣や武田元総務大臣のグループも丸ごと入会することになり、『これでは主流派を固めきることもできず、何のための集まりか分からない』『想定外だ』などの声も聞かれます。高市総理サイドとしては、去年の総裁選で戦った4人が皆応援団に参加することとなり、来年秋の総裁選での無投票再選にも期待しています。ただ、目を付けられないようにとりあえず入ったという議員が多いのも事実で、『全員が集まるのは今回が最初で最後じゃないか』という冷ややかな見方もあります」