若者の失業率が社会問題となっているインドで政権をSNS上で風刺する架空の政党「ゴキブリ人民党」への支持が拡大しています。

 ゴキブリ人民党は先月15日に最高裁長官が失業中の若者を「ゴキブリ」や「寄生虫」に例えたのをきっかけにSNS上で発足しました。

 「無職」や「怠け者」であることを入党条件に「最高裁長官の退官後の優遇措置の禁止」などを公約に掲げ、インスタグラムのフォロワー数は政権与党「インド人民党」の2倍を超える2200万人以上に達しています。

 今月3日に初めて記者会見を開いたゴキブリ人民党は6日に予定されている抗議活動への参加を若者に呼び掛けるなど、SNS上の風刺にとどまらず、政治運動を展開しています。

 若者を中心に絶大な支持が集まるなか、現地メディアによりますと、当局は国家安全保障上の懸念があるとして、ゴキブリ人民党のSNSアカウントを凍結するなど締め付けを強めているということです。