FIFAワールドカップ2026、日本は21日にチュニジアと対戦します。宮城県とチュニジアには意外な縁があります。

 南湖子記者「石巻市桃生町の一見、普通の住宅街ですが、看板にチュニジア通りと書かれています」

 ものうふれあい祭実行委員会佐々木一副実行委員長「桃生町とチュニジアは、1989年から桃生町で国際交流が始まった。東北大学の学生たちを桃生町に呼んでホームステイさせて、そのうちの1人のチュニジア人が元町長さんの家に泊まった。そこから国と町との交流が始まったことがきっかけです」

 チュニジアは、北アフリカの地中海沿岸に位置する自然豊かな国です。

 1989年にチュニジアからの留学生が、桃生町にホームステイしたことをきっかけに、桃生町とチュニジアとの縁が始まりました。

 交流を記念して桃生町はチュニジア通り、カルタゴ通り、ジャスミン通りとチュニジアにちなんだ町道を整備し、その後も長く交流が続いています。

 ものうふれあい祭実行委員会佐々木一副実行委員長「カルタゴ通りを整備した時は、チュニジアの大使が私の家に泊まって」

 1997年のチュニジア通り開通式の際、訪問したチュニジアの大使を家に泊めた佐々木さんが、友人の高橋さんと共に桃生町に残るチュニジアとの縁を案内してくださいました。

 住宅街の一角に飾られた美しいモザイク画は、チュニジア通りが開通した後にチュニジアから贈られたということです。

 2000年に開通したカルタゴ通り、2001年開通のジャスミン通りと、思い出話を交えながら町に散りばめられたチュニジアとの縁を歩きます。

 最後に案内してくれた石巻市桃生総合支所には、桃生町とチュニジアとの交流を記念して寄贈されたチュニジアにまつわる絵画が並びます。

 21日に迫った日本とチュニジアの対戦を、複雑な思いで観戦します。

 「どちらに勝ってほしいかは言えない話だな」「2−1か」「2−1でどちらが勝つかも言えない話だよ」

 1989年から続く桃生町とチュニジアの交流の中心を担ってきた石巻市国際交流協会の今野さんには、2002年に開催された日韓ワールドカップでのエピソードがあります。

 石巻市国際交流協会今野一理事兼事務局長「2002年のW杯で日本とチュニジアの試合を観て来ました。町で50人のツアー組んで行きました。日本の青一色の中で、チュニジアの白とか赤いユニフォームを着て応援してるので完全アウェー状態ですね」

 東日本大震災発生後にも炊き出しや義援金などの支援を通じて交流を深め、桃生町の人たちにとってチュニジアは身近な国です。

 再びワールドカップで相まみえる両国に、日本で最もチュニジアに近い桃生町からも熱い視線が送られます。

 石巻市国際交流協会今野一理事兼事務局長「2026年は日本とチュニジアの外交関係樹立70周年なんですよ。両国にとって記念すべき年ですので、やっぱり両国に頑張っていただきたいですね」