水筒を子どもが肩に斜めに掛けて、思わぬ事故になる可能性があります。
水筒を斜め掛けにしたまま転倒すると、体と地面の間に水筒が挟まり、衝撃が一点に集中します。その結果、内臓に直接ダメージが及ぶ恐れがあります。
実際に、登校中の小学生が走って転倒し小腸破裂で緊急手術になったり、すい臓の半分ひ臓を摘出したりなど、重大な事故も報告されています。
仙台市立病院救急科崔裕貴医長「基本的に子どもたちはお腹の筋肉や脂肪周りがまだ未発達で、直接圧力がお腹の中に伝わりやすかったりとか転んだ時に上手に受け身を取れなかったりして、結局手で支えられなくてお腹にぶつかってしまうことが多いですかね」
幼児から小学校低学年は転倒しやすく危険を予測する力もまだ十分でないため、特に注意が必要です。
更に、重症化しやすい理由として内部損傷ならではの特徴がありました。
仙台市立病院救急科崔裕貴医長「最初は見た目上、何も無いケースがもちろんありまして、時間が経って臓器の損傷の範囲が広がってきて、お腹が急に痛くなったり吐いてしまったりそういった事例が多いので、すぐに分からないケースもあります。2日後3日後というよりは、翌日が多いですね。少なくともけがをした当日は慎重に見ていただき、お腹の痛みが中々改善しなかったり、どんどん悪化したり吐いたりした場合には、当日でもいいので病院を受診していただき、次の日でも症状が続くとか悪化している場合には来た方がよい、病院に」
「子どもたちってどうして元気に走ってしまうので、基本斜め掛けさせないでかばんやリュックにしまったりお母さんが代わりに持ってあげたりとか、そういった対応が一番安全なのかなと考えています」
医療機関受診の目安は腹痛が続く、おう吐、顔色が悪い、ぐったりしている、冷や汗がある、発熱がある、歩くとお腹に響くなどの症状です。
対策として消費者庁は、なるべくリュックサックやランドセルに入れる、首や肩に掛けている時は走らない、遊具などで遊ぶ時は外すことを呼び掛けています。
最近は、ランドセルの側面に取り付けるサイドポケットなど対策グッズも登場しています。