8月6日から始まる仙台七夕まつりに向けて、七夕飾りの制作が最盛期を迎えています。
50年ほど前から仙台七夕まつりの飾りを制作している若林区の鳴海屋紙商事では約3分の2の制作に携わっています。
作業場に色鮮やかなくす玉がずらりと並ぶ中、竹や木の土台に和紙で作った花や吹き流しを貼り付ける工程が手作業で丁寧に進められていました。
和紙の花は、くす玉に飾り付けた際1つ1つの形が際立って見えるよう花びらを広げすぎずコンパクトに作ります。時間と手間が掛かる工程だということです。
「七夕が来たなと思ってわくわくしてます。楽しみで仙台まで来てくれる人の顔を思い浮かべながらやっています」
長引く中東情勢の影響を受け、七夕飾りの材料となる和紙や合成紙は前年より15%ほど値上がりしています。プラスチックを使ったフィギュアなど一部の特殊な飾りについては、デザインを変更しながら華やかな飾りに仕上げているということです。
佐藤卓央社長「飾られている近くに行くと、吹き流しを駆け抜ける風の音とか五感で感じられる飾りになってるので、是非現地でご覧になっていただきたいと思います」
仙台七夕まつりは、8月6日から8日まで開催されます。
仙台市若林区のせんだい311メモリアル交流館では、震災復興の願いが込められた色鮮やかな七夕飾りが展示されています。
仙台市地下鉄東西線の荒井駅にあるせんだい311メモリアル交流館では、31本の色鮮やかな七夕飾りの吹き流しが展示され、涼しげな雰囲気を演出しています。
ひな人形を作る仙台かえりびなの会が2015年から毎年夏に開催していて、全国から寄せられた古い着物や帯を使って手作りしています。
七五三や端午の節句で使われた着物もあり、和紙の飾りとはひと味違った艶やかな印象です。
東日本大震災、能登半島地震からの復興への願いが書き入れられ、くす玉の下には織姫と彦星の人形が肩を寄せています。
仙台かえりびなの会松崎翠さん「亡くなられた人と織姫と彦星のように、せめて1年で一度でいいから会わせてあげたいなという思いで制作しています。風に揺られるきれいな七夕の吹き流しを見て、癒やされてほしいなと思っています」
七夕飾りは、仙台七夕まつりに合わせて8月8日まで展示されます。入場は無料です。