仙台市でマンションの土台の下にある崖が崩れました。自治体が緊急で会議を開く事態となっています。

■マンション“土台下”崖崩れ

 マンションのベランダからは、目の前を流れる川と切り立った崖が見えます。

マンションの住民 「私が帰った(きのう午後)5時ごろ、すごい音が鳴って。住めなくなるのかなと心配はあった。崖の上に建っているから」

 ここは仙台市の中心部にある築54年、地上8階建てのマンションです。

 その土台の一部が幅10メートルにわたり崩れ落ちました。現場には岩や土の塊が今も残ったままです。

 住民などによると、9日午後5時ごろ、地鳴りのような音がして突然、崖崩れが起きたといいます。

マンションの住民 「正直すごく怖かった。何が何だか分からなくて、突然サイレンが鳴って」 「別に雨でもないのにずっといい天気でしたから、それが急にだったのでびっくりしました」

 仙台市周辺では、この1週間はまとまった雨は降っていません。

 しかし、先月は梅雨前線などの影響で激しい雨が降り、20日間雨量は平年の倍以上となっていました。

 宮城県は原因を調査中だとしていますが、新たに分かったことがあります。

宮城県土木部防災砂防課 臼井徹課長 「2014年に県で河川の工事を行うために上の方にモルタルの吹き付けを行いました。(吹き付けたモルタルの)背面の土砂が落ちたと思われます」

 今回崩れたのは、2014年、広瀬川の護岸工事を行った時に、作業員の安全確保のために補強した場所だったということです。

 仙台市が目視やドローンで確認した結果、マンションが直ちに危険が及ぶ状態ではないとして住民に避難指示は出さず、引き続き監視するとしています。