国会の会期末を25日に控え、与野党の攻防が激化しています。副首都法案の行方は依然、不透明な状況です。

■与野党の攻防激化

 24日、事実上の会期末を迎えた国会。焦点は、高市連立政権のパートナー・日本維新の会肝煎り(きもいり)の副首都法案が成立するかどうかです。

立憲民主党 斎藤国対委員長 「一体どこの誰のための法案なのかと」

 野党側が猛反発。24日中の採決が危ぶまれる展開に…。

 副首都法案は、大規模災害などに備えて首都機能をバックアップすることや、東京一極集中を是正し、各地域に経済圏を分散させることなどが柱となっています。

 野党側が問題視しているのは、「大阪ありき」の法案ではないかという点です。

中道改革連合 小川代表 「バックアップ機能そのものは否定しません。が、本当に大阪でいいのか。連立与党の一角の利権、利害、メンツに引っ張られすぎていないか。非常に我田引水的なゆがんだ法案であると」

 法案には、副首都が名称を「道府県」から「都」に変更できる規定があることから、「大阪都構想」の実現を目指す日本維新の会の思惑が透けてみえるとの指摘もあります。

立憲民主党 鬼木誠議員 「インフラ整備だけでも巨額な規模になる。利益誘導のためのツールとして副首都を使っているのではないか。予算規模や費用対効果等々の考え方が全く示されない現状においては、その疑念は膨らむばかりです」

自民党 簗和生衆議院議員 「費用の観点も含めて、政府において検討されるものと。これまでに答弁させていただいた通りでございます」

 野党側は採決に応じる条件として、日本維新の会が目指している来年の大阪府知事選挙と都構想の賛否を問う住民投票の同日実施を禁じる内容を、法案の付帯決議に盛り込むよう求めました。

 これに対し、吉村代表は…。

日本維新の会 吉村代表 「今国会で副首都法案を成立させるべきだと。その考え方に変わりはないです」 「(Q.『同日実施』は譲れない?)今国対(委員長)間で協議しています」

 与党側は、野党の要求を一部受け入れる考えを示しましたが、参議院の野党6党は改めて副首都法案の採決を認めないことで一致しました。

立憲民主党 斎藤国対委員長 「こんな法案を素通ししているようでは国会として成り立たないんじゃないですか」

 この後、参議院特別委員会での質疑は再開。与党側が採決に踏み切るのか、予断を許さない状況になっています。

 果たして副首都法案は24日に成立するのか、今国会最大のヤマ場を迎えています。