最大震度7を観測した熊本地震から3週間です。断水が徐々に解消されるなど復旧が進んでいるものの、避難所には現在もトイレや食事などの課題があります。
地震の直後から日本赤十字社の現地対策本部に入り、被災エリアでも活動している日本赤十字社の医師・植田信策さんによりますと、避難所にはエアコンが設置され、熱中症対策が進んでいるほか、段ボールベッドの設置も進んでいるということです。
災害時に課題となるトイレについても仮設トイレだけでなく、各地の自治体が支援した「トイレカー」などが設置されるようになっているということです。
ただ、トイレカーは段差が大きく、高齢者にとっては利用しにくいという課題もあります。
そして、3週間経った今も問題となっているのが「食事」だといいます。
当初は「おにぎり」や「パン」が中心で、現在は弁当も加わってきているということですが、野菜などが少ないほか、弁当の配給そのものが適切にできていない避難所もあるということです。
植田さんは「避難所での適切な食事提供ができていない。災害救助法で示された『適温食』を提供するための手段、例えば『避難所調理室』の活用などが望ましいが、まだそこに至っていないのが現状」とコメントしています。
日本赤十字社としては引き続き被災地での活動を継続していくということです。