秋雨前線が停滞し、静岡県では「レベル4土砂災害危険警報」が発表されました。さらに、シルバーウィークには新たな台風が関東を直撃する恐れがあります。

■静岡・掛川市にレベル4土砂災害危険警報

 局所的な大雨の影響で道路が冠水しているのは静岡県掛川市です。16日午後2時すぎ、掛川市に「レベル4土砂災害危険警報」が発表されました。

 駅の地下通路に水がたまり通行に支障が出ています。旅行ケースを持った人が靴を濡らして進んでいきます。

 市街地にあるラーメン店の前の道路も、車が通るたびに大きな水しぶきが上がります。

ラーメン店店主 「昼過ぎから雨が強くなり冠水した。ここ最近では見たことがない雨の強さ。天気予報を見ると、また夕方、雨が強くなる。夕方の状況を見て営業するか判断する」

 東海の名城として知られる掛川城です。降り続く雨で観光にも大きな影響が出ています。

よろい店の店主 「店の前を流れている逆川の水位は、徐々に上がってきている」

 午前10時には川底が見えていましたが、午後になり水かさが急激に増して流れも強くなっています。

よろい店の店主 「道路は川のように水が流れている。シルバーウィークは正直、あきらめてもう考えるのはやめて、現状の対策を考えている」

■台風25号発生へ 連休に関東直撃も

 今後発生する台風はシルバーウィークの日本列島を直撃する可能性があります。

 日本の南の熱帯低気圧は徐々に発達しながら北上して台風に変わる見込みです。早ければ21日に本州を直撃する恐れが出ています。

 名古屋市では16日未明に「レベル3大雨警報」が出されました。

 商業施設の階段から滝のように雨が流れ落ちています。階段の下の駐輪場にはあっという間に水たまりが…。

 関東でも朝から局地的に雨脚が強まっています。さいたま市では正午の気温が21.2℃。15日より4℃低く、10月中旬並みです。

 東京都心では16日まで21日連続で雨を観測しています。

 全国的に雨が続くなか16日、番組の取材班は水不足が深刻化している佐賀県伊万里市へ。上下水道部の職員が水道の水圧を低くする作業を行っています。伊万里市では15日から水道の減圧給水が実施されています。

伊万里市上下水道部 小寺隆洋副部長 「40%の絞り込み。普段(水道を)使うところで高台などに影響があるか」

 市内では7月7日から8月25日の50日間、降水量が0ミリでした。その後も平年より雨は降っていません。

佐賀県ダム管理事務所 喜多将之課長 「こちらがダム湖の上流。地肌が見えている部分がだいぶ水が下がっている」

 予備の水源である竜門ダムの貯水率が5割を下回ったため、減圧給水に踏み切りました。

伊万里市上下水道部管理課 野中靖洋課長 「貯水率50%を切ったら渇水対策をする。雨も期待できないので段階的に減圧給水に踏み切った。平成6(1994)年の大渇水以来、32年ぶり」

 減圧給水を行うのは1994年の「平成の大渇水」以来、32年ぶりです。

 減圧給水の対象はおよそ1万7000世帯で全世帯の7割に及びます。

住民(70代) 「(雨が)降るまでは我慢してちょろちょろ(水を)使う」