日本銀行は2日目の金融政策決定会合を開いていて、3カ月ぶりに利上げを決める見通しです。

 市場は今回の利上げで政策金利が31年ぶりの水準となる1.25%程度まで引き上がることを確実視していますが、アメリカの利上げを受け、円相場は17日から円安方向に進んでいます。

 日銀は、異例の3カ月で利上げに踏み切り、物価上昇のリスクに対応するとみられます。

 内部では中東情勢による原油高はもちろん、「思った以上にAIの需要が強い」とさらなる物価上昇を警戒する声も上がっています。

 また、「円安」も懸念材料です。「1ドル=160円台だった分の価格転嫁はまだできていない」との声も聞かれます。

 さらに日銀が目標としている2%の物価安定に近付いていることも利上げを後押しします。

 ただ、市場の関心はすでに今後の利上げに移っています。

 関係者の中には「インフレが想定以上であれば利上げ幅を拡大することも選択肢に入ってくる」と話します。

 インフレの影響が大きくなるなかで、今後の利上げペースを加速していくのか、物価の番人としてかつてないほどに日銀の手腕が問われています。