取引先の不動産業者から紹介された偽の病院関係者から、抗菌剤を代理で購入するよう依頼され数百万円をだまし取られる被害が宮城県で相次いでいます。専門家は、取引先を仲介することで被害者がだまされやすくなる新たな手口として、警戒を呼び掛けています。

 犯人グループは実在する病院の担当者をかたり、不動産会社に「リフォームできる業者を紹介してほしい」と依頼します。

 不動産会社が取引のある建設会社を紹介し、建設会社は取引先からの依頼なので不審に思わずリフォームを引き受けました。

 その後、犯人グループは建設会社に「抗菌剤を代わりに購入してほしい」と依頼し、建設会社は紹介された抗菌剤の業者を名乗る人物が指定した口座に約200万円を振り込んでしまい、被害を受けました。

 不動産業者も、犯人グループが実在する病院をかたっていたためだまされていました。 宮城県では、同様の手口で数百万円をだまし取られる被害が7月以降他に2件確認されていて、警察には複数の相談が寄せられています。

 専門家は、付き合いのある取引先を介することで被害者が信じ込みやすくなる手口だと指摘します。

 東北大学大学院荒井崇史教授「知っている人から紹介されたほうが、あの人から言われたなら大丈夫という判断がしやすくなってしまう。有名人を登場させて相手を信用させる、SNS型投資詐欺に近い」