関文部科学大臣は東大の次期学長の選考を巡り、教職員の有志による経緯の説明を求める要望書に対する回答が十分でないなどとして、大学側に検証を依頼したことを明らかにしました。

 東大の学長選を巡っては、9月28日に開かれた選考会議で、教職員らによる投票で2位だった大学院総合文化研究科の藤垣裕子教授(64)を次期学長に選びましたが、得票は1位の候補のおよそ半数でした。

 東大教職員の有志は今月13日、経緯の説明を求める要望書を提出し、大学側は16日、教職員らの投票結果は「重要な判断材料の一つだった」としたうえで、藤垣教授について「総長選考・監察会議委員の最多数の支持を得た」などと回答しました。

 関文科大臣は20日、閣議後の記者会見で「最終的な判断は委員による無記名投票で、どのように主体的な選考を行ったのか十分に明かされていないと考える」と述べました。

 そして、「選考経緯の検証を行い、判断の合理性について十分に説明責任を果たしてもらいたい」と述べ、文科省として大学側に検証を依頼したことを明らかにしました。