フランスのマクロン大統領は17日に発生した大規模な暴動に関連した偽のAI画像が海外の政治家らによって拡散され、悪用されていると強く非難しました。

 フランス各地で17日、抗議デモをきっかけとした暴動が起き、無関係の商店などを狙った破壊や略奪行為が相次ぎました。

 その後、SNS上などで「高齢者の夫婦が覆面集団に服を脱がされ、強盗被害に遭った」とされる画像などが出回っていて、マクロン大統領は21日、「生成AIで作成された事実無根の画像」だと指摘しました。

 さらに外国の政治家らがこれを鵜呑(うの)みにして拡散に加担し、自分たちの政治的アピールに悪用しているなどと強く非難しました。

 24日に市民団体による新たなデモ活動が予定されているなか、マクロン大統領は22日首相や閣僚、情報機関の関係者を集めて安全保障会議を開き、これまでの暴動の実態の把握と今後の警備体制の強化に乗り出す方針です。

 一方で、デモ活動を通じて平和的に権利を訴える高校生や大学生らの要望について「不安や懸念に向き合い、誠実に対応したい」とコメントしました。