長野県内の病院に勤務していた看護師がカルテの個人情報を悪用し、一人暮らしの高齢者の家を狙って空き巣を繰り返していた疑いが持たれています。
■元看護師を逮捕 病院が謝罪
佐久総合病院 渡辺仁統括院長 「被害に遭われた皆様に心よりおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」
22日、元看護師の逮捕を受け、会見を開いた佐久総合病院。専門医療と急性期医療に特化した佐久医療センターは、救命救急センターも備え、ドクターヘリの受け入れも行っています。
地域医療を担う基幹病院に、2020年から看護師として勤務していたのが佐藤快容疑者(29)です。
佐久医療センター 宮田佳典院長 「1200人ほど職員がおりまして、一人ひとりの勤務態度の細かいところまで把握できておりません。勤務態度に問題があるという報告は受けておりません」
■患者宅で空き巣
8月23日ごろ、入院中だった一人暮らしの90代女性の住宅に侵入してネックレスなど13点、84万円相当を盗んだ疑いで今月21日に逮捕されました。盗んだ品はギャンブルや借金の返済に充てていたとみられています。
わずか3週間のうちに空き巣を繰り返していて、警察はカルテの情報から一人暮らしの高齢者の入院を把握していた可能性があるとみています。
住居侵入があった4件は、いずれも病院や容疑者の自宅がある佐久市を中心に起きていました。
佐久総合病院 本田隆博統括事務長 「看護師は基本的にはカルテを閲覧できる」 「(Q.お名前や電話番号、住所等が記載されているのか)電子カルテなので記載しています」
カルテは医療に関わるスタッフが閲覧できる状況だったといいます。
一方で、病院側はカルテを誰が閲覧したのか、無作為にチェックする仕組みをとっていたと説明します。
本田統括事務長 「月に1回、無作為に患者を抽出してログの確認をしていた」
渡辺統括院長 「関係のない患者さんのカルテを開くことは基本的にはないはずなので、関係部署ではないところからの閲覧は注意喚起をすることになっている」
■9月以降4回目の逮捕 病院は懲戒解雇
佐藤容疑者の逮捕は9月以降で4回目です。最初の事案では容疑を認めていましたが、4回目となる今回の事案では黙秘しているということです。
病院側は、佐藤容疑者が一部容疑を認めたことを受けて、先月付で懲戒解雇にしたということです。
(「グッド!モーニング」2026年10月23日放送分より)