肌の乾燥が気になる季節になりました。様々な対策がありますが間違ったケアもあります。
東北大学病院でアトピー性皮膚炎外来を担当している高橋隼也医師に、乾燥する時期に増えてくる肌トラブルを聞きました。
東北大学病院皮膚科高橋隼也医師「代表的なのは乾燥やかゆみ、それに伴う湿疹です。
あとは意外かもしれないですが、実はニキビも乾燥するとできやすくなるので」
美容外科が乾燥についてアンケートしたところ、8割近い人が対策を行っている一方、約4割の人が効果を実感できていないという結果になりました。
東北大学病院皮膚科高橋隼也医師「顔のケア一生懸命されてる方多いんですけれども、間違ったケアをしていてですね。非常にもったいないと思っていて、是非皆さんにも正しい方法が広まれば良いと思っています」
正しい乾燥対策と、日常生活の中に潜む良くない行動です。
寒い時期、熱いお湯にゆっくりつかりたくなりますが。
東北大学病院皮膚科高橋隼也医師「熱いお風呂に長く入りすぎるということなんですね。かゆみを誘発する上に、皮脂を落としすぎてしまって乾燥の症状がひどくなることがあります。40℃位のお風呂が良いとされています。シャワーも同様ですね」
寒いからといって熱いお湯を使うと皮脂を落としすぎてしまい、乾燥の症状が悪化するということです。
お風呂上がりに乾燥を防ぐため化粧水や乳液を使いますが、塗り方を間違えると逆効果になることもあります。
東北大学病院皮膚科高橋隼也医師「化粧品や保湿剤の薄く塗りすぎ、それから強く塗りすぎというところ。薄く伸ばして塗ると乾布摩擦のようになって、血行を良くして赤みやかゆみをひどくしてしまうという、悪い血行上昇の影響が出てしまうとされています」
肌を守るための塗り方は、強くこすったりたたいたりせず円を描くように優しく広げることです。顔の場合、皮脂が少ない頬を重点的に塗ります。額や鼻は比較的皮脂が多いので、頬に塗って余った分で良いということです。
東北大学病院皮膚科高橋隼也医師「皆さん思ったよりも多いですねとか、こんなにベタベタするのにと言われることが多くて、実は肌としてはむしろ少しベタベタするくらいがちょうど良い。塗った後の皮膚にティッシュを1枚広げて乗せて、少しくっついた後ぱらっと落ちるぐらいの量が最も適切とされていますので」
冬に欠かせない加湿器ですが、顔の近くで使ったり、寝る時につけたままにしたりすることにはリスクが潜んでいます。
東北大学病院皮膚科高橋隼也医師「ぜんそくや肺炎、アレルギー症状のリスクを高めるという報告もあって時間や程度、加湿器の種類にもよるのかもしれませんが、当てることでより推奨されるということはないのかなと思います」
加湿器は肌の保湿ではなく、あくまで部屋を適度な湿度に保つことが目的で、部屋の中央などに置き寝る時は消しましょう。
高橋医師はお風呂の入り方やスキンケア用品の塗り方を見直すだけで乾燥の悩みが改善される場合も多いと話しています。