日本製紙は7月の熊本地震で煙突が倒れるなど被災していた八代工場について再開を断念すると明らかにしました。

日本製紙 瀬邊明社長 「100年間続いてきたものを私たちの時代に終了するということはなんという巡り合わせだろうと」

 日本製紙の八代工場は7月末に発生した熊本地震で煙突が倒壊し、9人が死亡するなどして稼働を停止していました。

 6日の決算会見で瀬邊社長は、生産設備や建屋に甚大な損傷があり補修には3~4年程度の期間と多額の費用がかかるため工場の再開を断念することを明らかにしました。

 閉鎖した工場跡地では新たな事業の立ち上げを検討し、従業員は他の拠点に配置転換するなど雇用を継続するとしています。

 日本製紙は熊本地震での被災により上期の連結決算に151億円を特別損失として計上し、未定としていた通期の連結業績予想では純損益が400億円の赤字になると修正しています。