SNSに事件の被害者遺族を傷つける投稿をしたとし、仙台高裁の裁判官を罷免するかどうかの裁判が始まりました。

 岡口基一裁判官(56)は、ツイッターで殺人事件の遺族を傷つける投稿をしたなどとして、国会の弾劾裁判所に訴追されました。 2日の初公判で岡口裁判官は「私がした表現行為の中には不適当なものもあり、深くお詫び申し上げたい」と謝罪した一方、訴追内容の認否については「弁護人に委ねます」と述べました。

 弁護側は「投稿は遺族らを侮辱しようとするものではない」「一連の行為は裁判官の威信を著しく失うような非行ではない」と述べ争う姿勢をみせました。