宮城県で12日新たに771人の新型コロナウイルス感染と3人の死亡が確認されました。土曜日として3週ぶりの増加となりました。

 新たに確認されたのは、仙台市357人、名取市91人、多賀城市51人、利府町41人、塩釜市33人、大崎市24人、石巻市21人、岩沼市・亘理町各20人、登米市15人、柴田町14人、東松島市10人、角田市・富谷市・美里町各9人、七ヶ浜町8人、栗原市・大和町各5人、白石市・涌谷町・山元町各4人、気仙沼市・丸森町・加美町・大河原町各2人、村田町・大郷町・松島町・大衡村・川崎町・色麻町各1人、県外3人です。

 年代別では、10歳未満158人、10代119人、20代113人、30代133人、40代122人、50代56人、60代47人、70代13人、80代8人、90代1人、100歳代1人です。

 県内の土曜日の感染者は、2月19日の835人をピークに、793人、665人と減少していましたが、今週は3週ぶりの増加となりました。

 また県内で3人の死亡が確認されました。

 仙台市の保育施設で10人の感染が確認され、仙台市がクラスターと認定しました。

 また、仙台市は市の衛生研究所でゲノム解析を行った結果、新型コロナウイルスのオミクロン株の一種で、より感染力が強いとされるBA.2への感染が6件確認されたと発表しました。宮城県内でのBA.2の感染確認は11件となりました。

 宮城県のまとめによりますと、12日午後1時時点で療養者は6,457人で、内訳は入院168人、宿泊療養1,036人、自宅療養4,196人、入院・療養先の準備中・調整中656人、療養先調整中411人です。

 確保病床の使用率は、宮城県全体で27.0%(138/511床)、重症病床は16.4%(9/55床)、仙台医療圏に限ると33.0%(109/330床)、重症病床は17.5%(7/40床)です。

 宮城県が発表している10日現在のPCR検査等の実施状況は、7日2,762件(陽性634)、8日2,137件(陽性793)、9日2,025件(陽性534)、コールセンターへの相談件数は、7日630件、8日588件、9日531件となっています。