東北新幹線が脱線した宮城県白石市の現場周辺では、復旧に向けた作業が始まっています。

 JR白石蔵王駅から南に2キロの新幹線が脱線した現場です。

 16日の地震の影響で、周辺では橋脚が破損したり、レールがゆがんだりする被害も確認されていて、18日は午前10時ごろ、脱線した列車の真下に当たる位置に高所作業車が到着しました。

 作業員が乗り込んで、復旧に向けた調査をしています。

 17日に現地調査に入った国の運輸安全委員会の調査官は、脱線は列車が止まる直前か止まってから起きたとの認識を示しました。 現地調査で走行中に脱線した場合にできる痕跡が、レール上に見当たらなかったということです。

 調査官は今後、乗務員への聞き取りなどを進め、詳しい原因を調べる方針です。