東北電力ネットワークは2022年夏の電力需給の見通しを発表しました。7月には、需給が非常にひっ迫する事態になるということです。

 東北電力ネットワークによりますと、2022年7月の電力供給力は1397万キロワット、最大需要電力は1356万キロワットと見込まれています。

 需要に対する供給力の余裕を示す予備率は3・1%と、安定供給に最低限必要な3%をかろうじて上回る厳しい事態になるということです。

 7月に需給がひっ迫する理由については、2020年に発電と送配電が分離されたため分からないとしています。

東北電力ネットワーク電力システム部・関沼和浩副部長「安定供給に向けては厳しい状況ですが、実際に需給がひっ迫した際には他社からの受電、火力電源の炊き増し等の対策を取って安定供給に努めたい」

東北電力ネットワークでは利用者に対しても無理のない範囲でできる限りの節電を呼びかけることにしています。