新型コロナの影響で停止していた外国人観光客の受け入れが10日、2年ぶりに再開されました。宮城県内を外国人観光客が訪れるのはかなり先とみられますが、通訳のボランティアを行ってきた団体も期待を寄せています。
多賀城市に住む伊藤卓雄さん。県内を訪れる外国人観光客に、ボランティアで通訳をしている団体の会長です。
コロナ前は、年間に5、6件外国人の個人旅行者を案内し宮城の魅力を伝えてきました。
宮城善意通訳者の会伊藤卓雄会長「観光バスに乗って仙台市内の案内とか、あるいは松島まで1日で案内、観光船含めて1日で案内することが多かったですね。国際交流に貢献できるということになりますので、その楽しみが魅力じゃないかと思います」
伊藤さんは、外国人観光客の受け入れが再開されたことを歓迎します。
宮城善意通訳者の会伊藤卓雄会長「期待はしています。(外国人観光客に)早く戻ってきてほしいですし、それまでこちらの語学力が衰えないよう、ある程度鍛えておかなければいけないという気でいます」
一方で、観光客の受け入れが当面ツアー客だけを対象としていることに懸念も抱いています。
宮城善意通訳者の会伊藤卓雄会長「当面は人数制限もありますし、添乗員の方も一緒ということで、ボランティアがどこまでできるのかなっていうのはありますよね」
伊藤さんたちの団体では仙台七夕まつりでガイドも行う予定で、それまでに外国人の個人旅行者も来日できるようになることを願っています。