関西電力は、宮城県川崎町で計画している風力発電について20日に住民説明会を開き、風車の数を減らすことを伝えましたが、住民からは「不安は解消されない」との声が聞かれました。

 関西電力は、川崎町に風力発電の風車を最大で23基つくる計画でしたが、予定地には蔵王国定公園が含まれていて景観に影響を及ぼすとし住民が中止を求めているほか、県の審査会からも批判が上がっていました。

 20日に非公開で開かれた住民説明会では、関西電力の担当者が計画を見直して国定公園内への建設を断念し、風車の数を最大19基に減らすと説明したということです。

 出席した住民「(心配しているのは)やっぱり環境破壊ですね。全然(不安は)解消されていません」

 説明会で、住民からは景観への悪影響や土砂災害を懸念する声が上がったということです。