関西電力が宮城県川崎町に計画している風力発電について、川崎町の小山修作町長が「現時点で事業を進める環境にない」とする意見書を村井知事に提出しました。

 小山町長は4日に県庁を訪れ、村井知事に意見書を手渡しました。

 意見書では、風力発電が景観や水源、動植物に悪影響をもたらす懸念の他、土砂災害を誘発するリスクにも触れた上で「現時点で事業を進める環境は整っていない」としています。

 意見書を受け取った村井知事も、景観などへの影響について懸念を示しました。

 村井知事は、今回の意見書や県の審査会の答申を踏まえた上で8月、自らの意見書を関西電力に提出します。