宮城県内は北部を中心に広い範囲で大雨の被害が出ています。17日に上空から取材してきました。

 熊谷博之リポート「茶色く濁った大きな沼のようになっていますが、ここは大崎平野の田園地帯田んぼが広がっている所です」

「右側に吉田川が流れています。松島町です。上空から見ますと白い線が2本見えていますがこれがホースですね、排水のホースが見えてきました。現在懸命の排水作業が行われている状況です」

 「大崎市鹿島台の上空にやってきました。一面茶色く濁った水が画面いっぱいに広がっています。この辺りは全て田んぼです。まだ水が引ききっていません。ガードレールがかろうじて見て取れます。ただ道路だったのか全くまだ確認できないような状況です」

 「出来川(できがわ)の決壊した堤防が見えてきました。美里町と涌谷町にまたがる出来川です、堤防が切れている場所があります。切れた所から水が田畑そして住宅地に流れ込んでいるのがよく分かります」

 「堤防が幅30mに渡って決壊した古川矢目地区の名蓋川の上空です。水は16日に比べますとだいぶ引いてきましたが、まだまだご覧のような状況です。雨は上がって日はさしていますが、まだ田んぼが水に浸かった状態は続いています。そして、住宅の周りを見ますと四方が茶色く濁った水に囲われていていわゆる孤立状態になっているような感じです」