宮城県庁に加え仙台市役所など、県内すべての役場でシステム障害が発生し、外部とのメールのなどができなくなりました。障害は9つの県で発生していて、19万人に影響が出ました。

 県などによりますと、システム障害の原因はソフトバンクグループのSBテクノロジーが運営している自治体情報セキュリティクラウドに関わる通信機器の不具合です。

 このクラウドはインターネットとの接続口を集約し、専門の人材による常時監視などのセキュリティー対策を講じるためのものです。

 8日朝早く障害が発生し、自治体の職員によるインターネットの閲覧や外部とのメールの送受信ができなくなりました。

 SBテクノロジーによりますと障害は宮城、栃木、長崎など9つの県とその県内のすべての市町村で発生していて、約19万人に影響が出ました。

 午後2時半ごろから順次復旧していますが、完全復旧のめどはまだ分からないということです。