患者の搬送先がすぐに決まらない救急搬送困難事案が、仙台市では4日までの1週間に79件発生しました。前の週より29件少なくなりましたが、高い水準が続いています。

 救急搬送困難事案は、救急隊が患者の受け入れについて医療機関へ4回以上問い合わせをして、かつ現場の滞在時間が30分以上になったケースを指します。

 仙台市内では8月29日から9月4日までの1週間で79件発生しました。前の週に比べると27件少なくなりましたが、前年の同じ時期よりは28件多く、高い水準が続いています。

 前の週より減少したことについて仙台市消防局、は熱中症の疑いで搬送される人や新型コロナの感染者が減ったことなどが要因と分析しています。