東日本大震災の教訓を伝えていこうと、市民グループや行政、大学など官民の団体が連携する組織が設立されました。

 9日、宮城県石巻市の震災遺構門脇小学校で、各団体の関係者が出席して設立会議が開かれました。

 この震災伝承みやぎコンソーシアムは、様々な団体が協力することで、震災の教訓を伝えていこうと設立されたました。

 語り部を行っている県内各地の市民グループや県、企業など計63団体が参加しています。

 事務局を担う県によりますと、継続が難しくなってきている市民グループを支援するなど、各団体が連携して活動していくということです。

 復興支援・伝承課小嶋淳一課長「コンソーシアムを作ることは目的ではなくて、これが多様な主体が連携していく第一歩だという風に認識しております」

 コンソーシアムでは、今後それぞれの団体の取り組み事例を伝え合う勉強会なども開いていくことにしています。