静岡県牧之原市の認定こども園で、通園バスに置き去りにされた3歳の女の子が死亡した事件を受け、宮城県はすべての幼稚園を対象に園児の出欠確認を徹底しているかなどを調査することになりました。

 静岡県牧之原市の通園バスの事件では、幼稚園でバスの下車時に乗客名簿と下車する園児を照合する決まりが伝えられていなかったことや、園児が下車した後運転していた園長が車内を確認していなかったことなどが明らかになっています。

 今回の事件を受け、県は140の幼稚園すべてにアンケート用紙を送り、通園バスでの安全が確保されているかなどを調査することになりました。

 調査では、マニュアルを作成しているか、安全計画を策定しているか、園児の出欠確認が徹底されているかなどを確認するとともに、幼稚園側から意見を聞く欄も設けています。

 県では15日までに回答を受けた上で、好ましくない事案が見られた場合には個別に助言を行うなどし、安全確保につなげることにしています。