かんぽ生命仙台支店の男性社員が、架空の保険を契約させるなどの手口で、顧客2人から計250万円をだまし取っていたことが分かりました。

 かんぽ生命仙台支店若林郵便局の20代の男性社員は、7月から8月にかけて架空の高利回りの保険を契約させたり、契約済みの保険の保険料を前払いさせたりする手口で、顧客2人から計250万円をだまし取っていました。

 架空の保険を契約した顧客が、年20%という高い利回りを疑問に思い郵便局に問い合わせて不正が発覚しました。

 男性社員は、自分で作成した領収証を渡し現金を受け取っていて、かんぽ生命の聞き取り調査に対し「だまし取った金は、遊興費や借金の返済に充てた」と話しているということです。

 かんぽ生命は、9日に男性社員を刑事告発した上で、14日付で懲戒解雇しました。

 かんぽ生命は「全力を挙げて再発防止に努める」としています。