宮城県大崎市の酒蔵で23日、新米を使った日本酒造りが始まりました。

 大崎市松山の酒造会社「一ノ蔵」では6日に収穫されたばかりの米「やまのしずく」を使って、日本酒造りの最初の工程である「麹(こうじ)造り」が行われました。

 精米した酒米をこしきと呼ばれる専用の釜で蒸した後、麹を作るために必要な種麹を手作業で振り掛けていきました。

 一ノ蔵・門脇豊彦総杜氏「収穫の秋を楽しんでいただける、新米のうまさをしっかりお酒の中に閉じ込め、表現したいと思っています」

 今後はもろみの仕込みなど9つの工程を経て、11月15日に新酒として出荷されるということです。