国が実施する電気料金の負担緩和策に、東北電力が認可を申請しました。これにより、一般家庭向けの規制料金は年明けにいったんは2割ほど安くなる見通しです。

 東北電力が認可を申請したのは、国が実施する電気・ガス価格激変緩和対策事業です。 この制度は、天然ガスなどの高騰で上昇している一般家庭や事業者の電気料金の負担緩和を目的としていて、国が電気料金の一部を負担します。

 1月分から適用される見通しで、これにより一般家庭向けの規制料金のモデルは、1月から現在の8565円から約2割に当たる1820円安くなり6745円となります。

 ただし、東北電力は国に2023年4月からの値上げも申請しています。

 これが認可されれば、4月からのモデル料金は6745円から9462円に上がる見込みです。

 値上げ幅は、7日から始まった国の審査の過程で圧縮される可能性があります。