東北電力は、新規制基準に伴い進められている女川原発2号機の安全対策工事の進ちょく状況を公開しました。工事の様子が公開されるのは、3年9カ月ぶりです。

 新田智紀記者「今回初めて公開されたのが、緊急時対策所です。地下2階にあって原子力災害があった場合、こちらに対策本部が置かれるということです」

 緊急時対策所は、新規制基準に伴い原子力発電所構内に設置が義務付けられている施設です。

 海抜62メートルの高台に設けられ、有事の際は200人の職員が1週間過ごすことができ、原子力災害時の拠点となります。

 また、外部電源の喪失時に原子炉に水を送り安全に停止させるために必要な電気を確保する、ガスタービン発電施設も公開されました。

 東北電力女川原子力発電所大平一樹所長代理「地域の皆様のご理解が最重要課題と思っていますので、今取り組んでいるような安全対策工事、安全に対する取り組みについて丁寧にご説明をして、理解いただけるように進めていきたい」

 女川原発2号機は、2023年11月までに安全対策工事を終え、2024年2月の再稼働を目指しています。