宮城県大崎市は、災害時に緊急車両の通行を妨げている車を道路脇に移動させる協定をレッカー業者と結びました。

 県北部を中心に大きな被害を出した2022年7月の記録的な大雨で、大崎市内では水没や走行不能になった車が300台を超えました。

 こうした車が安否確認や災害廃棄物の運搬といった緊急車両の通行を妨げたことから、市は道路で動かせなくなった車を道路脇に移動する協定を専門の業者と結ぶことにしました。

 大崎市でレッカーサービスを行っている会社と大崎市が、協定書を取り交わしました。

 伊藤康志市長「プロの方々に車を移動していただくという形で、速やかな復旧作業を進めることに心強い応援をいただくことになるのではないか」

 西武レッカーサービス佐々木謙次社長「依頼を受ければスピーディに事故やけが無く、まず緊急車両を通すという目的で動きたいと思います」

 この会社は、2022年7月の水害の際には約200台の車を移動したということです。