ベガルタ仙台の佐々木知廣社長が退任することが決まりました。後任の社長には、仙台市役所出身の板橋秀樹氏が就任します。

 ベガルタ仙台は5日に取締役会を開き、佐々木知廣社長が任期満了に伴って退任することが決まりました。

 佐々木知廣社長は、コロナ禍の2020年12月にベガルタ仙台の社長に就任。
 当時約3億円あった債務超過の解消を実現するとともに、クラブの2022年度の収支も1億5400万円の黒字と5年ぶりに単年度での黒字を回復させました。

 ベガルタ仙台佐々木知廣社長「この2年4カ月の取り組みの中で、いろいろ成果もあって1つ区切りの時期ではないかというご意見がありまして、私なりに総合的に考えて社長交代することを決めた」

 3月からベガルタの試合会場では、サポーターたちがたくさんの横断幕を掲げています。そこには佐々木社長への「感謝」と「続投を願う気持ち」が込められていました。

 ベガルタ仙台佐々木知廣社長「感謝しかない。すみません」

 新しい社長には仙台市役所出身で、仙台ひと・まち交流財団の理事長を務めた板橋秀樹氏が内定していて、25日の株主総会後の取締役会で正式に決定します。

 佐々木社長は元々サポーターのご出身ですが「これでサポーターに戻れるどこかワクワクした気持ちもある」と笑顔で話していました。