宮城県東松島市議会の副議長が、市の教育部長に対しパワーハラスメントにあたる可能性が高い行為をしたと認め、副議長を辞任しました。

 東松島市議会によりますと2月、中学校の入学記念品として贈られた運動着の取り扱いについて市の教育部長が市議会に説明した際、副議長の熊谷昌崇議員が「言っていることが分からないのか」などと、強い口調で何度も問い詰めたということです。

 市議会では運動着が学校指定のものではなかったため、指定の運動着を配布するよう求めていたということです。

 教育部長は精神的な苦痛を受け軽い睡眠障害になっているとして、市長が議会に事実関係の確認を求めていました。

 熊谷議員は会見を開き「語尾が強くなってしまい職員に精神的な苦痛を与えてしまったのであれば、誠に申し訳なく思っています」と述べ、6日付で副議長を辞任しました。