新型コロナによる落ち込みから回復しつつつある観光事業について、仙台市は更なる推進に取り組む会議を立ち上げました。

 17日の会議では、仙台市の観光の現状と今後の取り組みが報告されました。

 仙台市を訪れる観光客は新型コロナの感染拡大で大きく落ち込みましたが、2022年の観光客入込数は2019年の9割、宿泊者数は8割まで回復しています。

 一方で仙台市が独自に全国で行った調査では、観光目的で仙台を訪問したことがある人は26%、そしてリピート率は半分ほどにとどまっています。

 このため、仙台市は2023年度を観光再生元年と位置付け、2024年の目標宿泊者数をコロナ前を上回る過去最高の650万人に設定しました。

 仙台市ならではの魅力の掘り起こしや、受け入れ環境の整備など、観光推進のため部局を横断した取り組みを進める方針です。