車の中に取り残された子どもが、熱中症で亡くなる事故が後を絶ちません。日本自動車連盟=JAFでは、真夏ほど気温が上がらない今の時期でも、直射日光を浴びれば車の中が高温になるとして注意を呼び掛けています。

 JAFが行った実験の映像です。気温は24度前後の晴れた日という条件下でエンジンを停止し、どのような変化が起きるか検証します。

 開始からわずか1時間の間に、車内の温度は40℃前後まで急上昇しました。

 JAFでは気温が25度前後の今の時期でも、わずかな時間で車内の温度は急上昇すると警告します。

 JAF宮城支部佐藤陽さん「1時間ほど経過して直射日光が当たると、特に室内の温度が上がっていって人間の体温を超える室内温度になるので、かなり危険が伴う」

 車の中に取り残された子どもが熱中症で亡くなるケースは、全国で相次いでいます。

 JAFでは、保護者はこうした危険を知り事故が無いように注意してほしいと呼び掛けます。

 JAF宮城支部佐藤陽さん「外気温が快適な状態でも、車の中はかなり温度が高くなる。子どもを(車の)中に入れてちょっとの時間であっても車内に置くのは非常に危険。お子さんを車内で一人にしない」