ミネラル成分を含んでいて、暑い日の水分補給にも適した麦茶は、暑い夏でも悪くなりにくく安全な飲み物というイメージを持つ方も多いと思います。しかし、ティーバッグで出すタイプの麦茶は、保存方法によっては注意が必要です。
ティーバッグタイプの麦茶を40年近く製造販売している、伊藤園広報部の本草野昂平さんに保存法を聞きました。麦茶は同じお茶でも緑茶などと比べて雑菌の増えるリスクが高いため、衛生管理には特に注意が必要だということです。
伊藤園広報部本草野昂平さん「緑茶はカテキンが多く含まれていて、抗菌作用がございます。そのため、菌が繁殖しにくいと言われています。一方で、麦茶は穀物由来の原料を含んでいるため、緑茶より菌が繁殖しやすいという可能性がございます」
麦茶の原料、大麦には抗菌成分のカテキンは含まれておらず雑菌の餌となるでんぷん質が多く注意が必要です。更に温度が30℃から40℃位は菌が増えやすいため、特に暑い夏は常温保存は禁物だということです。
伊藤園広報部本草野昂平さん「作り方によらず、冷蔵庫に入れていただいて保管していただければと思います。なるべくその日のうちにおいしくお飲みいただいたらと思います」
食品の安全性を検査するエフコープ生活協同組合が行った、麦茶の保存方法の違いによる菌の増え方を比較した実験によりますと、煮出して常温保存した麦茶は菌がすぐに増えて2日目には菌の数が一般的な衛生基準を超えてしまいます。一方、煮出して急に冷やす、あるいは水出しで作って冷蔵庫に入れた麦茶は、いずれも菌の増殖が非常に少なくなっています。
容器の洗い方も重要です。本草野さんによりますと飲み切ったら都度洗う、容器は内側の奥まで洗う、取り外せる部分は全て外すといった心掛けで菌が増えるリスクを減らせるということです。
なお、ペットボトルの麦茶もキャップを開けたらすぐに冷蔵庫に入れ、コップに注いで飲むなどペットボトルに口をつけないで早めに飲み切ることが重要だということです。