人が操作しなくても自律で走行し、食べ物の配達などをするロボットの体験会が宮城県女川町で行われました。

 トヨタ自動車東日本が開発した自律走行ロボット、cocomoとES24です。

 JR女川駅前の商店街で、町民や関係者が集まって体験会が行われました。

 女川町は、震災で高台に集団移転した町民の移動手段の確保などを目指し、トヨタ自動車東日本などとプロジェクトを行っています。

 GPSセンサーなどを備えたcocomoとES24は、指定されたポイントに向かい自動で走行できるほか、人を感知して後ろを着いていくこともできます。

 これらのロボットは、食べ物などの配達や買い物をした人が荷物を運ぶ際など活用することが期待できるということです。

 女川町民「お店で買っていただいたコーヒーを、外で飲むお客様にロボットが運んでもらえたりとかしたらすごくいいなと思いました」

 トヨタ自動車東日本地域連携推進領域林田愼太郎領域長「それぞれの地域や人の困りごとにあった形で、我々の技術が使われていくことを将来的には望んでいます」

 トヨタ自動車東日本では、参加した町民から寄せられた意見を今後の技術開発に活かしていきたいとしています。