盲導犬や車いすを利用する人にタクシーに気軽に乗ってもらおうと、宮城県のドライバーを対象に講習会が開かれました。

 この講習会は国土交通省東北運輸局と県タクシー協会が開き、宮城県のドライバー16人が参加しました。

 盲導犬ユーザーがタクシーを乗り降りする際の声掛け方法など注意点を学んだ後、ドライバーは実際にアイマスクや車いすを使い乗り降りを体験しました。

 参加したドライバー「普段患者さんを運ぶ仕事をしていますが、逆の立場になってみて実際に歩き方や足の上げ方、ドアなど形状が分からない中でやることは非常に大変だなと」

 東北運輸局によりますと、宮城県のタクシーのうちスロープで車いすのまま乗ることができるユニバーサルデザインタクシーの割合は4.6%にとどまっていて、2025年までに25%にする目標を掲げています。