終戦から15日で78年です。気仙沼市では戦没者を追悼する式典が開かれ、遺族たちは平和への誓いを新たにしました。

 気仙沼市が15日開いた戦没者追悼式には遺族会の代表などおよそ80人が参列し、平和への誓いと戦争の悲惨さを後世に語り継いでいく決意を新たにしました。

 追悼式は新型コロナの影響で去年までは参列者を制限していましたが、今年は4年ぶりに従来の規模で開催されました。

 気仙沼市遺族会・伊藤一博会長「この節年代の変化で(遺族会の)会員数も少なくなっております。我々はできるだけ長く功徳をしましょうとそういうことだけです」

 式典後には菅原茂気仙沼市長や遺族会の伊藤会長らが市内の公園に設置された慰霊碑に足を運び、花を捧げました。

 菅原茂気仙沼市長「単に平和だけを唱えていて平和が本当に維持できるのかということを目の前で私たちは突きつけられていると思います。そんな中であっても平和の尊さを心の中心に置くことが大切だとそのことを確認する8月15日だと思っています」