宮城県塩釜港の石油コンビナートで、地震による油漏れや火災に対応するための訓練が行われました。

 訓練は塩釜市で最大震度6弱を観測する地震が発生した想定で行われ、宮城県や警察、消防など13の関係機関から約150人が参加しました。

 陸上では土のうを積み上げて漏れた重油の拡散を防ぐ手順を確認したほか、灯油の貯蔵タンクでは火災が発生した想定で消火訓練が行われました。

 海上では船でオイルフェンスを設置し、吸着マットで漏れた油を回収する訓練も行われました。

 宮城県復興・危機管理部消防課菊地剛課長「ひとたび事故が起きれば大災害につながる恐れがある。こういったことを防ぐためにも、関係機関の相互の連携強化のために防災訓練は非常に重要」