台湾の半導体大手PSMCとネット金融大手SBIホールディングスは共同で、宮城県大衡村に半導体工場を建設すると明らかにしました。

 PSMCとSBIホールディングスは7月、半導体工場を国内に建設すると表明していました。31日に開いた記者会見で、建設地を明らかにしました。

 SBIホールディングス北尾吉孝社長「北海道から九州に至るまで日本の31カ所の候補地から、非常に積極的な誘致がありました。場所は宮城県で第二仙台北部中核団地に決めました」

 SBIホールディングスの北尾吉孝社長は大衡村に決めた理由について、インフラが充実し周辺の住環境がいいことに加え、産官学の連携のしやすさも決め手になったと話しました。

 工場は複数の生産ライン稼働を計画していて、一部は2027年、残りは2029年を予定しています。

 投資額は最初の段階で4200億円、最終的には8000億円を上回ると見込んでいます。

 会見には村井宮城県知事も同席し、期待感を示しました。

 村井知事「我が県で最も条件の良い用地を提案させていただいた。東北、そして我が国の発展に大きく貢献していただけると確信している」