秋の火災予防運動が11月9日から始まります。仙台市宮城野区の中央市民センターには火災の救助活動を描いたトリックアートが登場しました。高校生による力作です。

 東海林真衣記者「こちらのアート、はしご車の先端に乗っているように見えます。火や煙がリアルに表現されています」

 高さ2メートる幅3メートルほどの大きなトリックアートは、宮城野消防署が秋の火災予防運動に合わせ「救出せよ」をテーマに宮城野高校美術科の1年生から有志を募り、約10人で制作しました。

 制作期間は約2カ月で、高層マンションから逃げ遅れた人をはしご車で救出するシーンを描いています。立つ位置や視点を調整すると、立体的に見えることが特徴です。

 宮城野消防署佐藤忠秀予防課長「より多くの方に身近に火災予防を感じていただけるように、今回このような企画をしました。これから寒くなり空気も乾燥しますので、火の元には十分気を付けてお過ごしいただければと思います」

 秋の火災予防運動は、11月9日から15日までで、トリックアートは19日まで展示されます。