宮城県大崎市の鳴子温泉地域で、地震を想定した地域住民と中学校による合同の防災訓練が行われました。

 地域と学校が連携して防災体制の構築を図ろうと行われた訓練には、鳴子中学校の生徒や地域住民など130人ほどが参加しました。新型コロナの影響で4年ぶりの実施です。 宮城県の内陸北部で地震が発生し、鳴子温泉地域で震度6強を観測し、鳴子中学校の給食室から出火したという想定で行われました。

 参加者たちは水が入った消化器を使った初期消火訓練を行ったほか、負傷者を運ぶ竹と毛布を使った担架の作り方や、タオルや添え木を使ったけがの応急手当を学びました。

 新聞紙を使ったスリッパやダンボールベットなどで、避難所の生活を体験しました。

 生徒「ちゃんと経験してすぐに対応できるようにしていきたいと思います」

 住民「少子高齢化になりますけど、子どもたちと一緒に地域を守っていかなければと思います」

 鳴子中学校では、今後も訓練を重ねていきたいとしています。